いじめに泣く君 歌で笑顔に 生徒ら作詞・作曲 今治・伯方高校
いじめ防止を訴えようと、伯方高校(愛媛県今治市伯方町有津)の生徒が啓発ソングを作成した。誰もが笑顔で過ごせるようにとの願いが込められた優しく温かな曲。17日に砥部町で開かれる県教育委員会主催のフォーラムで披露する。
同校はいじめ防止に関する県教委の「県立学校生徒の主体的活動支援」実践校に選ばれ、今春から音楽を選択する2、3年生計55人が作詞に挑戦。個人やグループで作品をつくり、生徒らで選考した結果、3年矢野実紗稀さん(18)の「愛顔(えがお)のために」に決定した。
「君は一人じゃないよ」「君がほほえむなら迷わず手を差し出すだろう」など、行動することの大切さを訴える歌詞。矢野さんは「いじめられている子のために一人が動くだけで変わることがあると伝えたかった」と言う。